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無人航空機技能証明申請者番号の取得から技能証明書の新規交付までの手続きまとめ

更新日:2月20日

無人航空機(ドローン)の国家資格である無人航空機技能証明書(一等無人航空機操縦士・二等無人航空機操縦士の資格書)を取得するには、学科試験、実地試験(登録講習機関修了)・身体検査の3つ合格した後に、ご自身で各手続を行う必要があります。


それぞれの試験に合格、または講習修了による免除申請をしても、その後、ご自身でWeb上での手続きを進めない限りは技能証明書の交付は受けられませんのでご注意ください。


技能証明書新規交付までの全体的な手順

全体的な流れとしては、下記のステップを踏む必要があります。


1.国交省ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)で技能証明申請者番号の取得


2.一般財団法人日本海事協会(Class NK)の試験申込システムで「学科試験」、「登録講習機関の修了による実地試験免除(または実地試験に合格)」、「身体検査」を申込・合格


3.一般財団法人日本海事協会(Class NK)の試験申込システムで「試験合格証明書発行申込み」をして試験合格証明書を取得


4.国交省ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)の技能証明書新規交付申請をして技能証明書を取得


それぞれのステップにおいてもいくつかの手続きがあります。以下では詳細な手続きの説明をいたします。


2つのシステムで行う各手続を図にまとめると以下のようになります。2つのシステムを順に利用することになるのですが、その際に本人の情報紐づけるための重要な情報が一番最初に取得する「技能証明申請者番号」になります。


次にそれぞれのシステムで行う手続きの詳細を説明いたします。


1.国交省ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)で技能証明申請者番号の取得


まず最初にDIPS2.0で技能証明申請者番号の取得をします。DIPS2.0の個人アカウントの取得がまだの場合は、先に個人アカウントを取得してください。技能証明申請者番号の取得方法は下記の記事に詳細な手順をまとめています。


・DIPS2.0で受講予定の登録講習機関の選択方法


2.一般財団法人日本海事協会(Class NK)の試験申込システムで「学科試験」、「登録講習機関の修了による実地試験免除(または実地試験に合格)」、「身体検査」を申込


各試験は一般財団法人日本海事協会の試験申込システムで予約します。


① 学科試験の申込

学科試験については下記の記事にて詳細な説明をしていますので、こちらをご参照ください。


・学科試験の申込方法について



②-1. 登録講習機関修了による実地試験の免除申請

国土交通省の登録を受けた民間の無人航空機講習機関である「登録講習機関」の講習を修了し、登録講習機関から発行される講習修了証明書をもって所定の手続きをすることで、実地試験は免除されます。


ここでは、指定試験機関での実地試験でなく、登録講習機関の講習を修了した場合の日本海事協会の試験申込システムでの実地試験免除申請の手続きをまとめます。


登録講習機関の受講に先立って、受講予定の登録講習機関を自身のDIPS2.0の技能証明申請者番号の情報を追加する方法は下記にまとめています。


・DIPS2.0で受講予定の登録講習機関の選択方法


講習修了証明書の取得

講習を受講し、修了審査に合格したら所定の期間までに登録講習機関から講習修了証明書が発行されます。


画面左のメニュー「試験を探す」をクリックして試験一覧を表示します。「【実地試験】回転翼(マルチローター)講習修了証明書の提出(免除申込み)」をクリックして


免除申込みの詳細が表示されますので、注意事項等をよくご確認のうえ、申込みをクリックします。

免除したい実地試験の種類(登録講習機関で受講した講習)を選択し、登録講習機関から発行された講習修了証明書のPDF又はJPEGのデータをアップロードします。講習修了証明書のデータは必ず受講した限定の項目にアップロードしてください。


以上が完了したら「次に進む」をクリックして内容を確認し、免除申込みを完了してください。


免除申込みをした後、一定の期間経過後に申込が受理されると、免除申込み完了のメールが送られてきます。左側のメニューの「申込履歴」をクリックすると、これまでに申込みした試験一覧が表示されます。「【実地試験」回転翼(マルチローター)講習修了証明書の提出(免除申込み)」をクリックすると、申込みの詳細が表示され、「申込み内容確認」をクリックすると申込時の講習修了証明書を確認することができます。




以上をもって、実地試験の免除を受けることができます。


② -2. 指定試験で実地試験(いわゆる一発試験)を受験する場合

登録講習機関を受講、修了する場合はこちらの手続きは不要です。


実地試験の申込は、まず左側のメニューの「試験を探す」をクリックし、受験可能な試験一覧を表示します。表示された試験の中から目的の「実地試験」をクリックすると試験詳細が表示されます。今回は例として「二等・目視外」をクリックします。

「二等・目視外」の実地試験の詳細が表示されました。



試験内容の詳細を確認したら、「申込み」ボタンをクリックして申込に進んでください。なお、実地試験を受験する場合は、受験を希望する試験会場の試験の開催予定に注意してください。


現在実地試験は大変混みあっていることから、試験予定が開示されたら速やかに試験を申込する必要がありそうです。


実地試験を受験すると所定の営業日経過後に、結果が出たことを知らせるメールが送信され、システム上に結果が通知されます。





③ 身体検査の申込

身体検査は有効な公的証明書の提出、医療機関の診断書の提出または指定試験機関の身体検査の受検のいずれかの方法をとることができます。一等25kg以上の限定はそれ以外の限定に対して身体検査の基準が厳しくなっています。


一等25kg以上の限定以外の身体検査を受検するには、たいていの場合は公的証明書の提出が最も簡単だと思われます。ここでいう公的証明書とは自動車運転免許証が該当しますので、自動車運転免許証をスキャンまたはスマートフォンで撮影したデータをアップロードすることで身体検査を受検することができます。


※ 書類で身体検査を受検する場合は受験料として5,200円が必要です。


左側のメニューから「試験を探す」をクリックして試験一覧を表示します。「【身体検査】書類での受験」をクリックすると書類での身体検査についての詳細が表示されます。



提出する書類の種類を選び、書類のPDFまたはJPEGのデータをアップロードしてください。この場合は自動車運転免許証をアップロードします。


運転免許証の番号を入力したら「次に進む」をクリックします。指示に従い、クレジットカードによる決済をし、必要な手続きが終われば身体検査の申込が完了します。


一定の日数が経過すると、身体検査結果についての通知がメールで送られてきます。左側のメニューの「申込履歴」から申し込んだ試験の一覧を表示し、「【身体検査】書類での受験」をクリックすると身体検査の結果を確認することができます。



以上で、学科試験、実地試験、身体検査の3つの試験の手続きが完了しすべての試験に合格したことになります。


しかし、これだけでは技能証明書は自動的には発行されません。これら3つの試験に合格したことをもって、試験全体の合格証明書を申請することができるようになります。次は試験合格証明書の申込み手順を説明いたします。


3.一般財団法人日本海事協会の試験申込システムで「試験合格証明書発行申込み」をして試験合格証明書を取得

引き続き日本海事協会の試験申込みシステムで手続きを進めます。


左側のメニューの「試験を探す」をクリックして試験一覧を表示します。「試験合格証明書発行申込み」をクリックをすると申込についての説明画面が表示されますので、「申込み」をクリックしてください。



申込む合格証明書の内容の確認画面が表示されます。必ずご自身が申込む試験項目を選択してください。

申込みが完了すると7営業日以内に登録メールアドレスに通知がきます。試験合格証明書は左側のメニューの「申込履歴」をクリックして申込した試験一覧の「試験合格証明書発行申込み」をクリックして表示される「申込内容」の確認から取得することができます。



試験合格証明書を取得すると、日本海事協会の試験申込システムでの作業は終了です。なお、日本海事協会の試験申込システムでは「試験合格証明書」という名称が用いられていますが、DIPS2.0では「技能証明合格証明書」という名称となっています。大変紛らわしいですが、


「試験合格証明書」=「技能証明合格証明書」


という扱いになるようです。


4.DIPS2.0の技能証明書新規交付申請をして技能証明書を取得

ここまでの作業が終わると、最後に国交省のDIPS2.0で技能証明書新規交付申請をして、こちらが受理されれば、無事に資格証を取得することができます。


DIPS2.0の技能証明メニューを開いてください。


「技能証明書の新規交付」をクリックすると技能証明の新規交付申請ができます。はじめに申請者情報入力画面が表示されますので、本記事の一番最初に実施した「技能証明申請者番号」取得時に入力したものと同じ申請者情報を入力してください。


また、この時にそもそも「技能証明申請者番号」申請時に入力した申請者情報に誤りがなかったかを再度確認してください。筆者の場合は、技能証明書申請者番号取得時に名前のローマ字表記を「名前」「苗字」の順にしていたことがシステム上問題にだったらしく、交付申請をやり直すことになりました。



次に合格者情報として、技能証明合格証明書番号を選択し、技能証明に関する情報をアップロードします。技能証明合格証明書番号は日本海事協会の試験申込システムから発行された「試験合格証明書」の番号が自動で反映されています。


技能証明に関する情報が正しいものか確認してください。


また、下記の書類をアップロードしてください。

① 日本海事協会の試験申込システムで発行された「技能証明合格証明書」(「試験合格証明書」)


② 登録講習機関から発行された「講習修了証明書」(登録講習機関で講習を受講した場合)


「次へ」ボタンをクリックして入力を続け、申請を完了してください。一定の期間の後、申請内容が受理されると技能証明書が発行されます。


申請内容に不備があった場合は、DIPS2.0の登録メールアドレス宛に補正指示が通知されますので、不備を修正した後、再度申請を行ってください。



以上が、無人航空機技能証明申請者番号の発行から技能証明書発行までの手順となります。慣れてしまえばなんともありませんが、特にPC作業に不慣れな方にはかなり負担となる場合もあるかと思います。


本記事が無人航空機技能証明に関する各手続に役立ちますと幸いです。



参考記事

・無人航空操縦士資格制度や必要性についてのコラム


・登録講習機関受講前の確認事項及び手続きについて



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